クリスマス絵本の海外で人気の1冊をご紹介します。
クリスマスというと思い浮かぶのは、サンタクロースです。
北欧で小さなサンタクロースの妖精がいます。
トムテです。トムテというのはスゥエーデン語で、ノルウェー語ではニッセ、フィンランド語ではトントゥと言います。
トムテが主人公の絵本は、幾つかありますが、この記事では、リード ベリィ 原作・ウイーベリィ 絵 ・やまのうちきよこ 訳の絵本「トムテ」をご紹介します。
クリスマスというと、楽しく賑やかなパーティーを連想するかもしれませんね。
トムテを主人公にした絵本は幾つかあります。
北欧の人々にとっては、トムテはクリスマスになくてはならない存在です。
この記事では、まずクリスマスにトムテを主人公にした絵本厳選5冊を紹介させていただきます。
その中でも、クリスマス絵本の海外での人気の1冊、絵本「トムテ」について詳しくご紹介させていただきます。
また、トムテって一体何者?トムテの名前の由来や性格なども解説させていただきます。
クリスマス絵本の海外で人気の厳選5冊は!
クリスマス絵本の海外で人気の絵本をご紹介致します。
北欧では、クリスマスにはトムテの存在が欠かせません。
トムテというのは北欧の住んでいると言われる妖精です。
トムテはスウェーデン語ですが、ノルウェーではニッセと言い、フィンランドではトウントゥといいます。
トムテを主人公にした絵本は幾つかありますが、その中で厳選5冊をまずご紹介致します。
そして、クリスマス絵本の海外で人気の1冊として、リードベリ作・ウィーベリィ絵の「トムテ」についてあらすじをご紹介致します。
トムテを主人公にした絵本厳選5冊をご紹介!
トムテを主人公にした絵本は幾つかあります。
トムテは小さなサンタクロースのような存在です。
まず、トムテを主人公にした絵本5選をご紹介いたしましょう。
- トムテ 文 リードべリィ 絵 ヴィーべリィ
- クリスマス トムテン 文 リードべリィ 絵 ヴイーベリィ
- きつねとトムテ 文 フォーシュルント 絵 ヴィーベリィ
- トムテンのミルクがゆ 文絵 スヴェェン・ノルトクヴィスト
- トムテと赤いマフラー 文 レーナ アッロ 絵 カタリーナ クルースヴァル
クリスマスに北欧登場するトムテは、クリスマスをより楽しくまた神秘的にしてくれます。
クリスマスというと、明るく楽しく賑やかなパーティーががうかんでくることが多いでしょう。
ここでご紹介する、クリスマス絵本の海外で人気の1冊「トムテ」は、北欧の深い森のなかのしんしんと雪の降りしきる夜の静かな静かなお話です。
そこで農場と家族を見守るトムテの姿。
クリスマスの夜を神秘的な深い静けさと安らぎの世界へ誘っていきます。
絵本・トムテのあらすじをご紹介!
森に囲まれた農場では、すべての生き物が眠りにつき、月が夜空を歩みながら、積もった雪を照らしている。
静かな冬の夜中に、ただ一人目を覚ましているのが、小人のトムテでした。
絵本・トムテの冒頭はこんな風にはじまります。
トムテは長い間、ある農家の農場の夜番をしているのです。
食料小屋や牛小屋を見回って、母屋にいきます。この一家の主人夫婦を見回って、最後に子供部屋にいくのです。
子供部屋に行き子供たちを見るのが、トムテの一番の楽しみでした。
こうして、毎日、長年の間トムテは、家畜と一家を見守っているのです。
しかし、トムテは不思議に思うのでした。
子供が生まれやがて大人になる。そしてまた子供が生まれ大人になっていく。
一体、人はどこから来てどこへ去っていくのだろう?
そんな思いと雪の深い森の神秘的な夜の静けさが、美しく描かれています。
トムテの寿命は、人間よりも長いようです。
トムテは、ある農家の納屋に住んで、その農家の家族の人々をずっと見守っているのです。
夜、その家の人たちが、深い眠りについた頃、トムテはそぅっとその家に入っていくのです。
子供が生まれ、そして大人になっていく、そして、段々年をとり消えていく。
人はどこから来てどこへ行ってしまうのだろう?
トムテの解き明かすことのできない疑問でした。
絵本・トムテから家族にとってのトムテとは?
絵本・トムテは北欧の雪に覆われた森、静寂な深い夜に家族のために見回りをするトムテが描かれています。
ウイーヴエリィによって描かれた絵がとても美しく、また、神学者で詩人でもリーヴェリィの文は神秘的で魂に響く深いものがあります。
トムテが、夜番をし家族を見回っています。しかも、長年の間、この家族を代々見守ってきているのです。
トムテの一番の楽しみが子供部屋に行くことでした。
家族への愛、トムテはこの家に生まれた赤ちゃんの時からずっとこの家族を見守っているのです。
それは、トムテの家族への深い愛情です。
では、家族はどうでしょう。
北欧では、農家の守り神として、トムテを捉えています。家族もトムテをみたことがなくても、トムテの存在を信じ、トムテの愛をきっと感じていることでしょう。
トムテが自分を、そして家族をいつも愛して見守ってくれている、それは家族にとって深い安らぎ安心感と幸福感を与えているに違いありません。
クリスマス絵本の海外で人気のトムテの名前の由来と性格について!
クリスマス絵本の海外で人気の1冊「トムテ」。
では、トムテはいつから存在したのでしょうか。
トムテの存在は北欧の人々にとってどのようなものなのでしょうか。
トムテの名前の由来は?
また、トムテはどんな性格なのでしょうか。
北欧の人々はトムテとどのような繋がりをもってきたのでしょうか。
クリスマス絵本の海外で人気のトムテのことをもう少しご紹介いたしましょう。
トムテの名前の由来は?
トムテは北欧で古くから言い伝えられている妖精です。
トムテはスウェーデン語、ノルウェーごではニッセ、フィンランド語ではトントといいます。
トムテの意味は、「農場の男」で、トントに由来するといいます。
トントとは、農場の敷地や農家を意味します。
トムテはとても働き者です。主な仕事として、農場の家畜、主に馬の世話をしています。
古い農家にはトムテが住んでいるといいます。しかし、古い農家であればどこにでもトムテが住んでいるかというとそうではありません。
トムテは、清潔な古い農家に住むのです。清潔でなければトムテは住まないのです。
トムテは農家の守り神ともいわれてこましたが、やはり神なのでしょう。
日本でも、神様は清浄な所にお出まし下さる。とよく言われてきましたが、トムテも清浄なところに住むのです。
そして、その家族を守るのです。
トムテはどんな姿でどんな性格をしているのかな?
トムテは北欧に住む小柄な妖精とです。
人間の子供くらいの大きさだとも言われています。
赤いとんがり帽子を被って、灰色の髭を生やしています。耳の形は尖っていて、指は4本です。
服の色は、灰色や濃紺の色を古びた服を着ているといわれています。
トムテはとても働き者です。小さいけれども力持ちでなんでもします。
トムテの住んでいる農家は、トムテのお陰で大助かりですね。
そんなトムテに対して北欧では、クリスマスにトムテにご馳走する習慣があるのです。
そのご馳走はポリッジです。ポリッジというのはお粥のことです。ミルク粥ともいわれています。
クリスマスの日に、テーブルにトムテの分をお皿に入れて取っておくとか、または、家のドアの外にポリッジをお皿に入れて置いたりするのです。
そうすると、トムテは、また次の年もこの家族を守り、家畜の世話をしてくれるというのです。
けれども、トムテがいるのが当たり前と思って、そいうことをしないでおくと、トムテはその家から出て行ったり、時には仕返しをしたりすると言われているのです。
クリスマス絵本の海外で人気の1冊トムテのまとめ
クリスマス絵本の海外で人気の絵本・トムテ。
トムテは北欧に伝わる小さな妖精のこと。
トムテとはスウェーデン語で、ノルウェーではニッセ、フィンランドではトゥントといいます。
トムテは農家の守り神で、清潔で古い農家にはトムテが住んで、その一家と家畜を守り世話をするといわれています。
そんなトムテにたいして、トムテの住み家族はクリスマスにトムテの為にご馳走をします。
ポリッジ、お粥です。ミルク粥といったりもします。そのポリッジを食べたトムテは、また次の日もその家族と家畜の世話をし守ってくれるのです。
スウェーデンの詩人であり神学者でもあり、リードヴェリィによって書かれた絵本トムテは、北欧の森に囲まれた農家の家族と家畜を見回るトムテの姿が語られています。
雪にしんしんと降りしきる真冬の夜、全てが眠りについたあと、トムテは一人起きていて家族と家畜をみまわります。
もう長年続いているトムテの仕事。長年その家族を見守ってきたトムテの疑問は人はどこから来てどこへ去っていくのだろう?
北欧の森、しんしんと降り積もる真冬の夜、農家を見回るトムテの姿を描いたクリスマス海外の絵本「トムテ」。
クリスマスの夜を穏やか深い安らぎの世界へとい誘っていきます。